このサイトについて

 

 このホームページでは、世界35カ国の研究機関が共同で実施している、「ワールドインターネットプロジェクト」の日本チームの活動状況と、その成果を公開しています。

ワールドインターネットプロジェクトとは?

 

 ワールドインターネットプロジェクト(The World Ingternet Project: WIP)とは、インターネットの利用実態と社会的影響について実証的に研究するための国際共同研究組織です。1999年以来、南カリフォルニア大学デジタル未来研究所所長のJeffrey Cole教授らが主催して進めている大規模な研究プロジェクトで、現在35カ国が参加しています(アジア・太平洋10カ国、ヨーロッパ11カ国、アメリカ大陸7カ国)。

ワールドインターネットプロジェクト設立の経緯

 

 ワールドインターネットプロジェクトは、1999年、アメリカUCLAの情報通信政策研究センター(Center for Communication Policy)所長だったジェフリー・コール(Jeffrey Cole)教授、シンガポールNanyang Technological Universityのコミュニケーション学部(School of Communication Studies)学部長だったエディー・クオ教授、およびイタリアのボッコ^ニ大学Osservatorio Internet Italiのアンドレイナ・マンデリ(Andreina Mandeli)教授が、インターネットの利用状況と社会的影響に関する国際的な共同研究を進めることで合意したのが始まりです。

 創始者の一人であるコール教授によれば、ワールドインターネットプロジェクトの目的は、世界中の人々がインターネットというテレビを超える可能性をもった画期的な情報テクノロジーをどう利用し、それによって社会や文化がどのような変化を受けるかを、長期的視点に立って地球規模で比較研究し、インターネットの社会的影響を探求することにあります。

日本チームの参加

 

 日本がこのプロジェクトに参加するきっかけとなったのは、1999年9月、IIC(世界通信機構)クアラルンプール総会の「カルチュラルエコロジー」セッションで、エディー・クオ教授が、ワールドインターネットプロジェクトについて紹介したときです。この会議のあと、現在日本チーム代表を務めている三上が、WIPの趣旨に賛同し、クオ教授にWIPへの参加を申し入れ、日本チームを組織することになったものです。

 2014年11月現在での日本チームの公式メンバーは次のとおりです。

 三上俊治 (東洋大学社会学部教授)(代表)
 吉井博明 (東京経済大学コミュニケーション学部名誉教授)
 遠藤 薫 (学習院大学法学部教授)
 橋元良明 (東京大学大学院情報学環教授)
 石井健一 (筑波大学大学院 システム情報工学研究科准教授)
 木村忠正 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
 小笠原盛浩 (関西大学社会学部准教授)
 辻 大介 (大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
 金 相美 (名古屋大学大学院言語文化研究科准教授)
 久保田文人(独立行政法人・情報通信研究機構上席研究員)

WIP国際会議

  WIPでは、2000年以降毎年、参加国持ち回りで、研究成果の公開と共同研究の推進を目的とする国際会議を開催してきました。これまでの開催状況は次のとおりです。

開催年月
開催国・都市
参加国数
日本からの参加
2000年7月 シンガポール アメリカ、シンガポール、中国、イタリアなど9カ国 三上、遠藤
2000年11月 アメリカ・ワシントンDC アメリカ、日本、中国など約10カ国 三上
2001年8月 スウェーデン・Gavre(イエブレ)市 約15カ国 三上、久保田
2002年7月 韓国・ソウル市 約15カ国 三上、石井
2003年7月 イギリス・オクスフォード市 約20カ国 三上、久保田
2004年7月 日本・東京都 約20カ国 三上、久保田、橋元、吉井、遠藤、石井、小笠原、平沢、金
2005年7月 チリ・サンチアゴ市 約20カ国 三上
2006年7月 中国・北京市 約20カ国 三上
2007年7月 オーストラリア・メルボルン市    
2008年7月 ハンガリー・ブダペスト市    
2009年7月 マカオ   三上、石井
2010年7月 オーストラリア・メルボルン市    
2011年7月 ポルトガル・リスボン市    
2012年7月 アラブ首長国連邦    
2013年7月 コロンビア・ボゴタ市    
2014年7月 イタリア・ミラノ市    
2015年7月 南アフリカ・ヨハネスバーグ市(予定)